今回は前々から予告をしていた通り、切り株の話題に触れてみようと思います。
さて、紹介しますのは“Rimberline Scenery Co.” の “Real Wood Tree Stumps”。
こちらは小から大までの3種類があります。
・小: 6〜12mm位 50個入り
・中:12〜19mm位 30個入り
・大:19〜31mm位 20個入り
こちら、小中大各1195円となっております。
製品はリアルウッドの名前のとおり、本物の枝をカットした物です。そのため、飾る際には写真のように下部には手を加える必要がありますが、下草に埋もれた表現に使われるのであればこのままでも十分でしょう。
大きさの参考にOスケールにはウッドランドシーニック、HOにはライフライクの人形を傍に置いてみました。共に模型店でもお馴染みかと思いますので、参考にして下さい。
変化を求められる場合、レジンで根元まで表現された製品が“B.T.S.”より出ていますので、色々と混ぜて使ってみてはいかがでしょうか? こちらの大きさは前出の小(6〜12mm位)で18個入り、985円となっております。
切り株と一緒に使いたいのが“Wood Debris”。こちらは流木や枯れ木の表現に使えます。こちらは二種類、10g入りと30g入りがございます。
・10g入り:630円
・30g入り:1520円
「このくらいなら、庭木なんかを使えば簡単に作れそうだ」なんて思ってはいませんか? ですがいざ探してみると、樹皮の様子や太さなどなかなか納得できるものが見つからないもので。結果、有る物を使うのが一番楽、ということになるようです。
同じようにシーナリー材料も、今では使い勝手の良い既製品が豊富に出ております。
昔々は中々使いたい材料が見当たらないものですから、タオルの山や鉛筆の削りカスで作った草や、浅草紙を煮てこしらえた紙粘土の地面、砂をふるって用意したバラスト等、どうにか「それらしく見える」ように色々と試してきました。今から思えば稚拙にも思えるものでも、そこに込められた“作者の思い”は我々に多くの夢を与えてくれたものです。
一から自分で材料を作り出すのは困難かもしれませんが、便利な既製品に貴方流の隠し味を加えることで、より味わい深い作品にすることができるでしょう。